副業収入はいくらから確定申告が必要?20万円ルールをわかりやすく解説

働き方コラム

【広告】本記事はプロモーションを含みます。
紹介するサービスの選定・評価は編集部独自の基準に基づいています。
本記事は一般的な情報を編集部が整理したものであり、個別の税務相談ではありません。数値・手続きの詳細は国税庁サイト・税理士・所轄の税務署・お住まいの自治体窓口にご確認ください。

副業を始めたばかりで、収入がいくらになったら確定申告が必要になるのか、はっきりした基準がわからず手が止まっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、申告が必要かどうかを自分で確認できるよう、判断の手順を4つのステップに分けて整理しました。あわせて働き方別の基準の違いや、具体的な数字での確認方法も紹介します。

編集部が国税庁など公的機関の公開情報をもとにまとめたものであり、最終的な判断は必ず専門窓口にご確認ください。

申告が必要かどうかを確認する4ステップ

スマホで収支を確認する様子

まずは全体の流れをつかむために、次の4ステップで確認していきましょう。

ステップ1:1年間の副業収入と経費を洗い出す

デスク上でノートに書き出す様子

最初に、1月から12月までの副業収入と、それにかかった経費をすべて書き出します。

複数の取引先やサービスから収入を得ている場合は、それぞれの金額を合算して考える必要があります。
銀行口座の入出金明細やサービスの管理画面を見返しながら、漏れなく集計しておくと後の判断がスムーズです。

ステップ2:所得(収入−経費)が20万円を超えるか照合する

副業の年間収入

必要経費を差し引く

所得が20万円を超えると原則として確定申告の対象

ここで基準となるのは「収入」そのものではなく、経費を差し引いた後の「所得」の金額である点に注意が必要です。

例えば副業収入が30万円でも、経費が12万円かかっていれば所得は18万円となり、20万円のラインを下回る場合があります。
この基準はあくまで一般的な目安であり、給与所得の年末調整の有無など個別の状況によって扱いが変わることがあるため、詳細は国税庁サイトでご確認ください。

ステップ3:住民税の申告が別途必要か確認する

郵便物を確認する様子

所得が20万円以下で所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税については別途申告が必要になるケースがあるといわれています。

住民税の申告基準は自治体によって定められており、所得税の基準とは別物として扱われている場合があります。
この点を見落として住民税の申告だけを忘れてしまう方もいるようなので、お住まいの自治体窓口に確認しておくと安心です。

ステップ4:判断に迷う場合は専門窓口に相談する

向き合って相談する様子

ここまでのステップで判断がつかない場合や、複数の副業を掛け持ちしている場合は、自己判断で進めずに専門窓口へ相談することをおすすめします。

税務署の相談窓口や税理士は、個別の状況に応じたアドバイスをもらえる場です。
特に初めての申告では、思い込みで判断すると後から修正が必要になることもあるため、早めの相談が安心につながります。

💡 相談をスムーズに進めるコツ

集計した収入・経費のメモを持参すると、税務署や税理士とのやり取りがスムーズに進みやすくなります。

「収入」と「所得」の違いをもう少し詳しく

書類と万年筆

申告基準を正しく理解するうえで、混同しやすいのが「収入」と「所得」の違いです。

収入は受け取った金額の総額、所得は収入から必要経費を差し引いた金額を指します。

例えばライティングの副業で年間25万円の報酬を受け取っていても、取材にかかった交通費やパソコン関連費など必要経費が7万円あれば、所得は18万円となり基準を下回る可能性があります。
経費として認められる範囲は業務内容によって異なるため、判断に迷う支出は国税庁サイトや税理士にご確認ください。

働き方別に見る申告基準の違い

ノートPCで作業する様子

副業の形態によって、申告の際に意識したいポイントが異なります。

働き方 所得区分の傾向 意識したいポイント
クラウドソーシングの単発案件 雑所得とされることが多い 複数案件の報酬を合算して集計する
せどり・物販 雑所得または事業所得とされる場合がある 仕入れ値や送料など経費の記録が重要
副業アルバイト・パート 給与所得とされる 本業の源泉徴収票と合わせて申告が必要になる場合がある
投資・配当収入 申告分離課税など別の扱いになる場合がある 口座の種類(特定口座等)によって申告要否が変わる

※本表は一般的な傾向を編集部が整理したものであり、個別の判断を示すものではありません。詳細は国税庁サイト・税理士・所轄の税務署にご確認ください。

数字でイメージするシミュレーション例

コインを積み上げる様子

実際の数字を当てはめてイメージをつかんでみましょう。

下記はあくまで一例であり、経費の範囲や所得区分の判断は個別の状況によって異なります。

ケース 年間収入 経費 所得(目安)
ケースA 15万円 1万円 14万円(基準を下回る可能性)
ケースB 30万円 12万円 18万円(基準を下回る可能性)
ケースC 40万円 8万円 32万円(申告の対象となる可能性)

※本表は編集部が作成した一例であり、実際の判断とは異なる場合があります。詳細は国税庁サイトでご確認ください。

「収入だけを見て焦っていたが、経費を差し引いた所得で考えると基準を下回るとわかり、落ち着いて次の行動を決められた」

(20代女性・会社員)|Google口コミ・レビューサイトの傾向をもとに編集部が作成した例

申告が不要な場合でも意識しておきたいこと

デスクでノートを確認する様子

所得税の確定申告が不要な場合でも、以下のような点は確認しておくと安心です。

✓ 申告不要の場合でも確認したいチェックリスト

☐ 住民税の申告が別途必要かどうか自治体窓口で確認する

☐ 医療費控除など、申告することで還付が受けられる制度がないか確認する

☐ 翌年以降も収入と経費の記録を継続しておく

☐ 収入が増えてきたタイミングで再度基準を確認する

うまくいきやすいポイント
申告の要否は年によって変わることがあるため、毎年年末のタイミングで一度収支を見直す習慣をつけておくと、判断の精度が上がりやすくなります。

申告の準備で押さえておきたい書類・記録の残し方

サインをする手元

申告が必要になった場合に慌てないよう、日頃から準備しておきたい書類や記録についてまとめました。

収入を証明する書類

タイプライターで文字を打つ様子

クラウドソーシングサービスの管理画面から出力できる報酬明細や、取引先から発行される支払調書などが、収入を証明する書類として役立ちます。

サービスによっては年間の取引履歴を一括でダウンロードできる機能もあるため、年末が近づいたタイミングで確認しておくと集計がスムーズになります。

経費を証明する書類

電卓と書類で計算する様子

通信費や消耗品費などの領収書・レシートは、経費として計上する際の根拠資料になります。

紙のまま保管する方法のほか、スマートフォンで撮影して電子データとして残す方法も広がっているといわれています。
保存期間や保存方法には一定のルールがある場合があるため、詳細は国税庁サイトでご確認ください。

✓ 記録を残すときのチェックリスト

☐ 取引先ごとの報酬明細を月単位で保存する

☐ 経費のレシート・領収書を紙またはデータで保管する

☐ 家計簿アプリや表計算ソフトで収支を月次管理する

☐ 年末に一度、年間の合計額を集計してみる

副業先の探し方も見直してみる

ノートPCとメモで作業を進める様子

収入の基準を把握できたら、次は自分に合った副業案件を探すことも大切です。
案件の探し方やサービス選びに悩んでいる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

副業・クラウドソーシングのおすすめサービス比較記事を見る

扶養に入っている方・学生の方が気をつけたい基準

スーツ姿でタブレットを確認する様子

会社員以外にも、扶養に入っている方や学生の方が副業を始めるケースは増えているといわれています。
この場合、確定申告の基準とは別に、扶養や社会保険の要件にも注意が必要です。

配偶者の扶養に入っている場合

札束をイメージした様子

配偶者の扶養に入っている場合、税制上の扶養と社会保険上の扶養で、それぞれ異なる収入の基準が設けられているとされています。

副業所得が一定額を超えると、扶養から外れて配偶者の税負担が増えたり、自分自身で社会保険に加入する必要が生じたりする場合があります。
具体的な基準額は制度改正により変わることがあるため、詳細は税理士や勤務先の担当窓口、加入している健康保険組合にご確認ください。

学生・アルバイトの方が意識したい点

スマホの画面を確認する様子

学生の方が副業やアルバイトで一定以上の所得を得ると、親の扶養控除に影響が出る場合があるといわれています。

勤労学生控除など、学生向けの制度が用意されている場合もあるため、収入が増えてきたタイミングで一度制度を確認しておくと安心です。
詳細は国税庁サイトや税理士にご確認ください。

✓ 扶養に関わる方が確認したいチェックリスト

☐ 税制上の扶養と社会保険上の扶養、それぞれの基準を確認する

☐ 副業収入が増えてきたら早めに家族や勤務先の担当窓口に相談する

☐ 学生の場合は勤労学生控除など利用できる制度がないか確認する

申告基準を勘違いしやすいポイント

スマホでメモを確認する様子

副業の申告基準は、思い込みで判断すると見落としが起こりやすい部分でもあります。

「振込額」と「報酬総額」の違い

PCの画面を見ながら検討する様子

クラウドソーシングなどでは、手数料が差し引かれた後の金額が口座に振り込まれることがあります。

申告時に集計するのは手数料控除後の振込額ではなく、報酬総額である場合が多いとされています。
取引明細をよく確認し、どちらの金額を基準にすべきか迷う場合は国税庁サイトや税理士にご確認ください。

年をまたぐ入金のタイミング

夜の道路の様子

12月に納品した案件の報酬が翌年1月に振り込まれるなど、入金のタイミングが年をまたぐケースもあります。

この場合、振込日ではなく役務の提供が完了した日を基準に、どちらの年の所得として扱うかが決まるとされています。
年末年始をまたぐ案件が多い方は、この点を意識して集計しておくと安心です。

申告方法を選ぶときに知っておきたいこと

書類を確認する様子

申告が必要とわかったら、次はどの方法で申告するかを決める段階に入ります。

白色申告と青色申告の違い

オフィスビルの外観

雑所得として申告する場合は白色申告のみとなりますが、事業所得として届出をしている場合は青色申告を選べることがあります。

青色申告は帳簿付けの手間がかかる一方で、控除額が大きくなるなどのメリットがあるとされています。
副業の規模や継続性によってどちらが適しているかは異なるため、税理士に相談しながら検討するとよいでしょう。

e-Taxと紙提出、それぞれの特徴

メモを取る手元

e-Taxはオンラインで申告が完結し、還付金の振込も比較的早いといわれています。

紙での提出は税務署の窓口や郵送で行う方法で、パソコン操作に不安がある方にとっては選びやすい方法とされています。
どちらの方法でも記入内容は同じ基準で審査されるため、自分にとって進めやすい方法を選ぶとよいでしょう。

✓ 申告方法を選ぶときのチェックリスト

☐ 雑所得か事業所得か、自分の副業がどちらに近いか確認する

☐ 帳簿付けの手間と控除額のバランスを考える

☐ e-Taxと紙提出、自分が進めやすい方法を選ぶ

よくある質問

オフィスビルを見上げる様子

Q. 副業の所得が20万円ちょうどの場合はどうなりますか?

A. 「20万円を超える場合」が基準とされているため、ちょうど20万円の場合の扱いは細かい規定によります。
詳細は国税庁サイトや税務署にご確認ください。

Q. 複数の副業を掛け持ちしている場合、それぞれ20万円以下なら申告不要ですか?

A. 複数の副業所得は合算して判断されるとされています。
それぞれが少額でも合計額で基準を超える場合があるため、詳しくは国税庁サイトでご確認ください。

Q. 経費として認められるものの具体例が知りたいです。

A. 業務に直接必要な通信費・消耗品費・交通費などが対象になる場合があります。
按分の考え方など詳細は国税庁サイトでご確認ください。

Q. 学生や主婦(主夫)でも同じ基準が適用されますか?

A. 扶養の範囲や他の所得の有無によって基準や影響が異なる場合があります。
詳細は税務署や税理士にご確認ください。

Q. 申告基準を下回っていても申告した方がよい場合はありますか?

A. 医療費控除など還付を受けられる制度を利用したい場合は、基準を下回っていても申告することでメリットがある場合があります。
詳細は国税庁サイトでご確認ください。

Q. 経費の記録はどのように残すのがよいですか?

A. 領収書やレシートを保管し、家計簿アプリや表計算ソフトで月ごとに記録しておく方法が一般的とされています。
保存方法の詳細は国税庁サイトでご確認ください。

Q. 副業の所得が赤字になった場合はどうなりますか?

A. 所得区分によって、赤字の扱いや他の所得との損益通算の可否が異なるとされています。
詳細は国税庁サイトや税理士にご確認ください。

Q. 副業収入の記録はいつから始めればよいですか?

A. 副業を始めた月から記録を開始しておくと、年間の集計がスムーズになるといわれています。
すでに数か月経過している場合も、気づいた時点から記録を始めることをおすすめします。

Q. 配偶者控除への影響はどのように確認すればよいですか?

A. 配偶者の勤務先の担当窓口や税理士に、副業所得の見込み額を伝えて確認するとよいとされています。
年の途中でも早めに相談しておくと、扶養の判定に慌てずに対応しやすくなります。

Q. 申告を忘れていたことに後から気づいた場合はどうすればよいですか?

A. 気づいた時点で早めに税務署へ相談し、期限後申告などの手続きを進めることが望ましいとされています。
放置すると加算税などが発生する可能性があるため、詳細は税務署や税理士にご確認ください。

Q. 副業の所得区分は自分で決められますか?

A. 所得区分は業務の実態や継続性などを踏まえて判断されるとされ、自由に選べるものではないといわれています。
判断に迷う場合は国税庁サイトや税理士にご確認ください。

Q. 副業を始めて数年経ちますが、これまで申告していなかった場合はどうすればよいですか?

A. 気づいた時点で早めに税務署へ相談し、過去分もさかのぼって申告する必要がある場合があります。
放置期間が長いほど加算税や延滞税の負担が大きくなる可能性があるため、詳細は税務署や税理士にご確認ください。

Q. 会計ソフトを使うと申告の手間は減りますか?

A. 収入や経費を日々入力しておくことで、確定申告時の集計作業を効率化できる場合があるといわれています。
ソフトの選び方や使い方に迷う場合は、税理士や各サービスのサポート窓口にご確認ください。

Q. 副業の収入を家族名義の口座で管理してもよいですか?

A. 収入は実際に所得を得た本人の名義で管理し、申告することが基本とされています。
名義を分けて管理するとトラブルの原因になる場合があるため、詳細は税理士にご確認ください。

まとめ

右肩上がりの折れ線グラフ

副業の確定申告が必要かどうかは、収入ではなく経費を差し引いた所得が20万円を超えるかどうかが一つの目安とされています。

4つのステップで自分の状況を整理しながら、住民税の申告要否や働き方ごとの違いも合わせて確認してみましょう。

判断に迷う点があれば、国税庁サイト・税理士・所轄の税務署・お住まいの自治体窓口に確認しながら進めることをおすすめします。

副業サービス比較記事を見てみる
詳しく読む ▶

この記事を書いた人
はたらく編集部

ハイクラス転職・副業サービスを実体験ベースで徹底検証する
Webメディア「hataraku-work.com(はたらく)」の編集チーム。
Webコンテンツ制作チーム「KichiSora」が運営。出版・Webメディア領域で
編集キャリアを積んだエディター・ライター・SEOマーケターが中心となり、
信頼性の高い情報発信を続けています。
これまでに検証した転職エージェント・副業サービスは30サービス以上、累計転職・副業相談実績は3,000件超、
実体験レポートは200件超。「広告主に忖度しない、自分で使ったからわかる正直な評価」
を運営方針に、公式データ・運営会社取材・実体験の三軸で記事を構成しています。

働き方コラム